これまですでに4年間ほど1日2食の生活をしています。今は亡き医師の甲田光雄先生がすすめる半日断食の健康法です。それまでは1日3食の生活をずっと続けてきましたが、今では少食や断食の魅力にどっぷりはまってしまいました。今回は1日2食・半日断食の効果や魅力をご紹介します。
1日2食・半日断食の方法
1日2食はその名の通り1日のうち1食は食事を取らず、2回の食事だけで生活する方法です。朝・昼・夜のどの食事を取らないかは自由に決められます。
私の場合は朝を取らずに過ごし、現在は昼も軽食にする1日1.5食状態です。食事を取らないタイミングを朝にしたのは、朝は排泄の時間と言われているからです。朝に胃腸に負担をかけないことで、体の排泄機能が高まるという考えがあります。
1日2食が半日断食と呼ばれるのは、丸1日行う断食の半分の期間断食できるから。例えば、夜ごはんを食べてから次の日の朝まで固形物を一切口にしないので、その分胃腸を休めることができます。
体の老廃物や有毒物を排泄し、体をクリアな状態に保つのに断食や半日断食・1日2食はおすすめです。
1日2食・半日断食をして得られた効果
1日2食や半日断食をすることでいくつもの効果を得られました。何よりうれしいのは実年齢より若く見られることです。ほかの効果・メリットとあわせて紹介します。
若く見られる
私は現在35歳ですが、よく25歳くらいから20代後半に見えると言われます。もちろん、社交辞令や気をつかってそう言ってくれる方もいるかもしれませんが、多くの方にそう言われるので実際に若く見えているのだと思います。
中には「細胞レベルで若い気がする」と言った方もいて、肌のみずみずしさなどが実年齢より若く見えているのかなと感じました。
1日2食・半日断食や日ごろの食事を気にかけることで、体にとって有害なものをためこまないようにできます。健康的な若々しさを保つためにも1日2食や半日断食はおすすめです。
風邪などにかからない
周囲が風邪をひいている状況でも私は基本的に風邪をひきません。仕事をする上で休むこともなく、安定した毎日を送れています。
ただし、花粉症はいまだに悩まされています。3月と4月ごろの花粉症はひどく、花粉症のない海外に逃げたくなる気分です。
さらに、最近はアトピーにも苦しんでいます。少食と温活で改善していますが、突然襲ってくるかゆみには困りますね……。
多少痩せた
もともと太ってはいなかったので、ダイエット効果は期待していませんでした。実際に痩せたのも2kg~3kg程度です。70kg弱から65kg強になりました。
おそらく私の適正体重は65kg前後です。ときおり1日2食や半日断食からさらに食事制限をすると、63kgくらいになり顔の輪郭もシャープになります。
しかし、普通に1日2食を続けていると65kg強程度。それでもお腹は出ていませんし、あばら骨がしっかり見えます(筋トレして細マッチョになりたいですが、なかなか継続できません)。
時間を有効利用できる
私にとってダイエット効果以上にうれしいのが時間の節約です。朝ごはんを食べなくていいので、その分寝ていられますし、読書などの時間も持てています。
1日のうち1食を抜くだけで、ごはんを食べる時間だけでなくご飯を用意し片づける時間を節約できます。何を食べるか考える必要もないですし、食材の買い出しに時間をかける必要もありません。
今は電車通勤で仕事をしていますが、家を出る20分前まで寝ていられます(食事を取らないにしても速すぎ??)。睡眠時間をしっかり取れるのも朝食抜きの半日断食のメリットです。
食費の節約
時間の節約に加えて1日2食には食費の節約効果もあります。人にもよりますが、朝食はもともと昼食や夕食に比べるとお金がかからないかもしれません。
しかし、たとえ1回の朝食代が300円だとしても月にすると9,000円です。1年で約10万円、4年だと40万円になります。
私が1日2食を始めて現時点で4年。これまで40万円も節約できたのかと考えると驚きです。
今は昼食も玄米と味噌汁だけにしているのでさらに食費を節約できています(1日1.5食は平日だけです)。おそらく昼食代は100円くらいで済んでいるのではないでしょうか。昼食に500円かけている場合に比べたら、1か月で1万2,000円節約できています。
もちろん、少食にしているのはお金のためではなく健康のためです。しかし、副産物として食費の節約にもなっています。
1日2食・半日断食を成功させる方法
もともと1日3食食べている方が突然1日2食にするのは大変です。少しずつ食事の量を減らして慣らしていく方法をおすすめします。
朝食でごはん(白米)とおかず、味噌汁を食べている場合、最初は白米を半分の量にできます。もともと食べている白米の量が少ないなら、最初から白米なしにしてもよいでしょう。
白米を食べなくても平気になったら、次に減らすのはおかずです。同じようにまずはおかずを半分にするか、一気におかずなしにします。
最後に残るのは味噌汁です。まずは具なし味噌汁にして飲むか、こちらも一気に味噌汁を飲まないことに決めます。
白米からおかず、味噌汁、朝食抜きにする各期間は、1週間は取ったほうがよいでしょう。減らした食事量に体が慣れたと感じられたタイミングでさらに食事量を減らします。
私もこの方法で朝食抜きに成功しました。朝食の味噌汁を飲む最後の日、「ああ、これでもう朝食を取ることはなくなるんだ」としみじみ感じたのを覚えています。
朝食ではなく昼食や夕食を抜く場合でも、同じように少しずつ減らしていくのがおすすめです。無理して食事量を減らしてしまうと、体が順応できずフラフラすることがあります。
間食もやめると1日2食の効果アップ
せっかく1日2食を取り入れるなら、間食もやめるとさらに効果的です。食事は1日2回だけにしていても、間食や夜食として何か食べていたら、結局1日3食になってしまいます。
しかも、ごはんではなく甘いお菓子などでお腹を満たしてしまう結果になり、それだったら普通に1日3食食べたほうがいいという結果にもなりかねません。
完全に間食をやめるのが難しい場合もあると思います。その場合は間食の回数を減らしたり質にこだわったりするなどして、少しでも体にとっていい状況を作るようにするのがおすすめです。
1日2食・半日断食はいいことずくめ
1日に2食しか食べないとお腹が空いて大変そうと思われるかもしれません。しかし、慣れてしまえば1日2食が普通になり、まったく問題はなくなります。
むしろ若く見られたり時間やお金を節約できたりと、メリットが多くあるのが1日2食・半日断食です。
前日の夜食べ過ぎてしまったときに朝食を抜く・軽めにするなど、プチ1日2食体験を試してみるのもおすすめですよ。