「自分の意識でおならを我慢できない」「特定の状況になるとおならが止まらなくなる」「まわりの人が咳をしたり鼻をすすったりするのが気になる」
などなど、恥ずかしながらおならの悩みをもつことになりました。最初は真剣に考えていませんでしたが、まわりに迷惑をかけているという自覚をもち問題は深刻化します。
今回は私のおなら問題についてみなさんに報告します。まだおなら問題は解決していませんが、ネットでおすすめのサプリなどを見つけたところなので、次回結果報告する予定です。
※私は医療従事者ではないため、医療の専門知識はありません。あくまでも個人的な体験談としてお読みください。
始まりはナッツの箱買い
おならが出始めたのは2022年の10月頃にAmazonでナッツを箱買いしたことです。1袋20グラムのナッツが合計40袋入っているというお得商品でしたが、あるとついつい食べてしまうので、1日に何袋も食べてしまっていました。
ナッツを大量に食べた次の日におならが出るように……。最初のうちはそれほど気にしていませんでした(その時点で気にしろよ!って話ですが)。もしかしたらその時はおならの量もあまり多くなかったのかもしれません。
また、ナッツの箱買いは初めてではなく、以前箱買いしてナッツを爆食いしていた時にはおならは出ていなかったと思います。
しかし、2022年の秋には職場でおならが漏れるように。寒さによる冷えもあって胃腸の調子が弱っていたのかもしれません。いずれにせよ、ナッツの箱買い&爆食いによって私のおなら問題は幕を開けました。
年末年始に友だちと旅行に行ったときにも緊張
2023年の新年に友だちと旅行に行きましたが、そのときにもおならの問題はつきまといました。まず旅行ということでほぼほぼ暴飲暴食の状態です。結果としておならが出やすい状態に。
友だちと一緒にいてもしばらくするとおならが出そうなのでトイレにかけこむ。おならが出るときもあれば出ないときもある。
一緒に車に乗っていてもおならが出そうで気が気じゃないです。ちょっと窓を開けてごまかそうとしますが、窓を開けても臭いんじゃないかと心配になっていました。
職場や人が近くにいるときに限っておならが出るように
それ以来は職場だけでなく、人が近くにいるときにイスに座っているとおならが出やすくなることが多くなりました。電車で座っていておならが出てしまうこともあり、まわりの人には迷惑をかけていたと思います(現在進行形です。すみません)。
特定の環境でおならが出てしまうのに対し、ひとりでいるときなどにはそれほどおならが出ないということに気付くようにもなりました。
「あれ、これってメンタルの問題?」と思い始めたのはそのときです。気になったのでネット検索してみると、過敏性腸症候群(IBS)という言葉を発見。とりわけおならの問題を抱えるのは過敏性腸症候群のガス型ということも分かりました。
過敏性腸症候群については、長いですが下記厚生労働省の説明を紹介します。
腸が精神的ストレスや自律神経失調などの原因で刺激に対して過敏な状態になり、便通異常を起こす病気。
過敏性腸症候群とは、通常の検査では腸に炎症・潰瘍・内分泌異常などが認められないにも関わらず、慢性的に腹部の膨張感や腹痛を訴えたり、下痢や便秘などの便通の異常を感じる症候群です。腸の内臓神経が何らかの原因で過敏になっていることにより、引き起こされると考えられています。
そのあらわれ方によって「慢性下痢型」「不安定型」「分泌型」の3つに大きく分けられます。
慢性下痢型は、ちょっとした緊張や不安があると便意を催し、激しい下痢の症状があらわれます。別名「神経性下痢」と呼ばれます。
不安定型は、腹痛や腹部の不快感とともに下痢と便秘を数日毎に繰り返します。このタイプの便秘は腹部が張って苦しく、排便したにもかかわらず出ない、また出てもごく小さな便しか出ないというものです。別名「交代制便通異常」と呼ばれます。
分泌型は、強い腹痛が続いた後に大量の粘液が排出されます。対策としては、内臓神経が過敏となる原因が、ストレスであったり、暴飲暴食や過度の飲酒、不規則な生活などによることが多いため、食生活の改善・生活習慣の改善を行った上で、ストレスが原因と見られる場合は、その原因をはっきりとさせてストレスを緩和していくことが必要となります。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-079.html
また、原因が自律神経失調症の場合もあるので、場合によっては心療内科の診察受けることも必要な場合があります。
過敏性腸症候群対策の食事を導入
過敏性腸症候群の食事療法として低FODMAP(フォドマップ)食というものがあるようです。こちらも下記説明を紹介します。
FODMAPとは・・・
発酵性の吸収されにくい短鎖炭水化物群のことです。これを含む食物を食べすぎると、お腹がゴロゴロして痛んだり、下痢したり、ガスが多くなったりします。腸内の善玉菌(ビフィズス菌、ラクトバチラス、LGG乳酸菌など)はIBSの人に有効で、これらを複数摂るとお腹の調子が整いますが、これらをヨーグルトで摂ると問題になることがあります。FODMAPの多いものを食べると、IBSの人は、大腸内の酸性度が高くなり、症状が強くなるのです。FODMAPを避けた食事を3週間続けると、IBSの75%の症状が軽減します。「低FODMAP食」のお勧め
https://www.my-zaidan.or.jp/health-watch/detail.php?id=e15fd730267a18f8fb5f81bb3d680222&tmp=1533795332
低FODMAP食とは、ガラクトオリゴ糖(ガラクトースの重合体)、フルクタン(果糖=フルクトースの重合体)、ポリオール(ソルビトールやキシリトールなど)を制限し、乳糖不耐症や果糖不耐症がある場合は過剰摂取を避ける食事法です。
低FODMAP食はIBSの人だけでなく、潰瘍性大腸炎やクローン病の人の症状の改善にも有効です。
低FODMAP食の具体的な食材については今回は紹介しませんが、健康目的で食べていた納豆もじつは発酵性食品のためおならの原因になっていたことが判明して驚きました。
その他野菜の食物繊維も取りすぎはよくないとのこと。「それなら何を食べればいいの!?」と思ってしまいますよね。
超小食にしてみるがおならは止まらず
低FODMAP食についての理解を得られ、この機会に超小食による体質改善・腸内リセットをしようと思いつきました。
もちろん、体質改善であれば断食がベストだと思いますが、家族と暮らしていて理解がえられないこともあり断食は断念。まずは超小食にすることにしました。
結果としては、超小食にしてもおならは止まりませんでした。多少緩和されたかな?くらいの感覚はありますが、結局職場や人のいるところで座っているとおならが漏れていました。
職場でおなら問題が話題に
2022年10月のナッツ爆食いからだましだまし生活していましたが、ついに問題が行きづまるときが来ました。
まずある日曜日に我慢できずチョコモナカジャンボを食べました。乳製品なので、食べる時点でこれ食べたらおなら出ちゃうかもと予感があったのは事実です(チョコモナカジャンボはすばらしいアイスです)。
しかも、その日のお昼は牛丼に卵をかけて食べます。動物性たんぱく質多めでおならが臭くなる要素が追加されました。
そして次の日、見事におならが我慢できない状態に。まわりの人が咳こんだり鼻をすすったりするたびに申し訳ない気持ちを覚えます。
なんとかおならを我慢しようと足に力を入れて踏ん張ろうとしますが、何の効果もなくおならは漏れていました。
その週はほかにもお肉や揚げ物メインの夕飯が続きます。そして水曜日、職場でいつものようにおならが漏れ出ていると(この時点でアウトですが)、「なんか臭くない?」という声が聞こえてきました。
それを聞いた人がシーっと相手をなだめるようなそぶりをします。そのときまで誰もわたしのおならについて触れなかったので、もしかしたら何とかごまかせているのかもと淡い期待を抱いていました。
しかし、やはり自分のせいでみんなに迷惑をかけていたんだと改めて実感しました。そしてその同じ日、「確信犯なんじゃない」という声も聞いてしまいます。
「本当にごめんなさい。でも自分でも我慢できずにおならが漏れてしまうんです」と心のなかで思いました。
イスにすわるだけでおならが我慢できない状態に
次の日からは頭のなかがおならでいっぱいになりました。職場のイスに座ると反射的におならが出そうになります。もはやおならが漏れているのかどうかも分からなくなっているほどでした。
これはもう完全にメンタルの問題だとも思いましたが、どうにもできません。あまりおならのことは考えないようにしようとしても、ついつい考えてしまうからです。
おならのことばかり考えるので仕事にも集中できません。次いつ自然に立ち上がるかとか、次いつトイレに行くかなどばかり考えてしまいます。
座っているとおならが出てしまうので何の理由もなく立ち上がってみたりもしますが、変に思われるのが嫌なのでそれもあまりできません。
座ってしばらくするとおならが出そうになるので、足で必死に踏ん張る時間が多くなります。足の指間接のところがいたくなったり青紫色になったりしていました。
おなら体験を振り返って
今回は長くなったのでここまでにさせていただきます。もともとは自分のナッツ爆食いが原因ですが、ここまで苦しい思いをすることになるとは思いませんでした。
そして、自分と同じように過敏性腸症候群で悩む人が多くいることを知り、今回駄文ですがブログに残すことにしました。きちんとまとめず時間軸でただ文章を並べただけなので、読みにくかったら申し訳ありません。
過敏性腸症候群に悩むなか、職場の信頼できる上司に相談しようかと思ったこともありましたが、勇気がなくできませんでした。「もしかしたら自然治癒して笑い話に変えてくれるかも」と自分をごまかしていました。
次回はおなら問題のさらなる核心に触れ、克服のために私が試した方法を紹介します。ただし、現在まだおなら問題は解決していません。いつ紹介できるかはまだ分かりませんが、機械があればまたお読みいただければと思います。
※下記は過敏性腸症候群・低FODMAP食などについて勉強になった本です。